
視力はどれくらい回復しますか?
術前の眼の状況にもよりますが、約90%の方が1.0以上の裸眼視力を得ています。
回復した視力はどれくらい持続しますか?
通常は半永久的と考えられています。ただし、中には近視が少し戻ってしまうケースもあり、手術を受けられた約5%の方が再手術を受けておられます。初回手術から5年間は、無料で再手術をお受けいただけます。
痛みはありますか?
ほとんどありません。 ただし、手術当日麻酔薬がきれるとしみる感じや異物感を感じる方がいらっしゃいますが、心配されるような痛みはありません。
失明することはありませんか?
失明はまず考えられません。 エキシマレーザーによる手術は、近視矯正手術の中でも最も安全で有効な方法の一つと考えられています。
フラップがずれることはありませんか?
一般的な生活の中でずれることはありません。 手術後早期に眼をぶつけたり、強くこすったりすると、フラップがずれたり、しわができる可能性がありますが、数日以内に整復すればほとんどの場合治ります。
手術中に瞬きをしたり、眼が動いてしまっても大丈夫ですか?
手術中は開瞼器という眼を大きく広げる器具を装着しますので、瞬きをすることはできません。 また、レーザーには眼の動きを追従するシステム(アイトラッキングシステム)が装備されているので、多少眼が動いてしまっても誤照射の心配はありません。
今コンタクトレンズをしていますが、すぐに手術は受けられますか?
コンタクトレンズの装用により、角膜の形が変わっている可能性があります。 コンタクトレンズの影響を取り除いた上で正確な手術を行うため、ハードコンタクトレンズ(HCL)は最低でも手術の3週間以上、ソフトコンタクトレンズ(SCL)は最終視力検査までに最低3日間以上は装用を中止していただく必要があります。装用中止中はメガネで生活していただいて結構です。HCLの場合は角膜の状態により再検査の可能性があります。 HCLからSCLへ変更して手術に臨まれる方もいらっしゃいます。詳しくは医師にご相談ください。
ドライアイでもレーシックを受けられますか?
ドライアイの方は、コンタクトレンズの装用が非常につらいものです。 LASIKはそうした方の不便さを解消するための手段 として有用です。ドライアイの方でも手術は安全にお受けいただけます。ただし、極度なドライアイの方は、手術前にドライアイの治療が必要になることがあります。
花粉症でも手術は受けられますか?
花粉症のシーズンになると眼がかゆくなり、涙が止まらないといった強い症状がでる方がいらっしゃいます。 角膜の表面が不安定な状態で手術を行うと、矯正精度が低下したり、また手術後に強く眼をこすったりするとフラップの接着に影響する場合がありますので、手術前から目薬を点眼して症状を抑えたり、花粉症の症状が強い場合は手術時期をずらすことをおすすめします。
60代ですが、レーシックは受けられますか?
検査をして適応であればご高齢でも受けられます。
レーシックで老眼は治りますか?
残念ながら治りません。手術後お手元を見る時に老眼鏡が必要になります。
将来、白内障、緑内障、網膜はく離などの手術を受けられますか?
すべて受けられます。 ただし、白内障手術は挿入する眼内レンズの度数を計算するときに、手術前の角膜形状のデータが参考になります。お問い合わせいただければ、いつでもデータを提供させていただきます。
お風呂はいつから入れますか?
手術当日は肩から下のシャワーは可能ですが、目に水が入らないようにご注意ください。 顔は濡れタオルで拭く程度にしてください。翌日から洗髪、洗顔ともに可能です。
手術後いつ頃からお化粧はできますか?
手術後1週間はアイメイクを控えてください。 他の部分のお化粧は翌日から可能です。また、手術前には2日前よりアイメイクを控えていただき、手術当日はお化粧、香水、整髪料、香りの強いクリームなどのご使用をお控えください(エキシマレーザーの効果に影響します)。
手術後に眼帯をする必要はありますか?
手術後1週間は、ごみや予期せぬ衝撃から眼を守るために外出時には保護用のメガネをご使用ください。 また、就寝時には保護用の眼帯を使用してください。
スポーツはいつ頃から可能ですか?
ジョギングなどの軽いスポーツは手術後1週間から可能です。 格闘技や球技、水泳など水の関わるスポーツは、最低1ヶ月程度お控えください。
車の運転はいつから可能ですか?
視力が改善すれば可能ですが、手術後1週間くらいは特に対向車のライトがまぶしく感じられますので、 夜間の運転は控えてください。また、運転免許証の条件欄に“眼鏡等”とある場合は、限定解除の申請が必要です。
手術後コンピュータ作業などでまた近視が進むことはありますか?
長時間近くを見つづけると近視が進む可能性があります。 1時間に5~10分程度の適度な休憩、ストレッチなどの軽めの体操などをして体の緊張をほぐすように心がけてください。また照明を明るくしたり、モニター画面の反射をさえぎるフィルターの設置等、作業環境の整備が効果的です。
手術後紫外線の影響はありますか?
紫外線の強いエネルギーの影響は、手術を受ける受けないにかかわらず、どなたでもありえます。 眼の保護のため紫外線の強い夏や日差しの強いスキー場などでは、紫外線カットのサングラスを装着するなどして眼を保護したほうが良いでしょう。
手術には入院が必要ですか?
必要ありません。手術当日に来院し、手術終了後30分程度で帰ることが可能です。